2017年 10月 05日
イマケンビル・リノベーション内覧会のお知らせ
企画から設計監理まで携わってきました「イマケンビル」リノベーション・プロジェクトが1階のテナント内装工事を残して、完成の運びとなりました。この度、オーナー様のご厚意により、
内覧会を開催させていただくことになりましたので、是非ご高覧いただければ幸いです。

既存のビルは、築55年の鉄筋コンクリート造。不動産コンサルタントの創造系不動産と協同で事業計画を作成、耐震補強と用途変更を行い、1階は店舗(カフェ)2・3階は、賃貸マンションに生まれ変わりました。

皆様のお越しをお待ちしております。

日時   :2017年10月7日(土)8日(日)
      11:00〜17:00
場所   :東京都墨田区千歳2丁目6−9
      都営新宿線・大江戸線「森下駅」A2出口 徒歩6分
      JR総武線「両国駅」 徒歩10分

※ 山﨑は、都合により8日の11時から14時まで不在となります。
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# by hiroshiyamasaki | 2017-10-05 15:17 | プロジェクト
2013年 10月 01日
Pastorale 104号室
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築20年程の賃貸マンションの一室をリノベーションしました。お住まいになるのはこのアパートメントのオーナーさんですが、今後の空き部屋改装のモデルケースとなるよう間取りを考えました。現況は典型的な2DKの間取り。それを対してT字型の間仕切りを中央に配置して大きさの異なるスペースを作り、順に回遊できるというシンプルな提案をしました。T字によって作られる2つの入隅部。そこにモノが集まり、外周部は動線となる。奥行き感のある空間の連続と入隅スペースの落ち着き感との対照性によって、今までとは違うスタイルの空間を作り出せたのではないかと思います。

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改装前
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# by hiroshiyamasaki | 2013-10-01 00:03 | リノベーション
2013年 08月 29日
M邸
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撮影が終了してから随分経ってしまったのですが、昨年竣工した横浜のM邸の写真を一部公開します。
この住宅は、住宅プロデュース会社、ブーフーウーさんのディレクションの下、当方で設計・監理しました。小さな不整形の土地に、その形状や周囲の環境に呼応しつつも、小住宅としてのプロトタイプになりうるようなデザインを目指しました。
特徴は、中央部に階段を設けて各階の空間を分節していることと、この住宅の規模としては深めのバルコニーをリビングを四角のボリュームを切取るように挿入して、内部と外部の中間的なスペースをつくっていることです。
都市(ランドスケープ)とプライベートな生活空間との距離感を意識して設計しました。

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# by hiroshiyamasaki | 2013-08-29 11:34 | プロジェクト
2013年 06月 27日
東向島O邸
先月発売された『最高に心地のいい間取りをつくる本』(エクスナレッジ)というムック本に設計を手掛けた「東向島O邸」というリノベーション物件が掲載されました。以前雑誌の『My HOME+』に掲載された時と全く同じページ構成ですが。
このリノーベション物件は3階建て3世帯分のボリュームがあり、かなりのエネルギーを投入したものでした。本屋などで見ていただけるとうれしいです。

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# by hiroshiyamasaki | 2013-06-27 18:05
2013年 04月 01日
老いと介護
最近時間を見つけて、地域医療や介護施設などの勉強をしています。
クリニックなどでは暖かく洗練されたデザインの建築が生まれつつありますが、設計の分野でも専門性が強いとされてきたためか、デザインの持つ可能性が生かされていない領域だと思うからです。特に特別養護老人ホームやグループホームなど介護施設としての機能性はもちろんですが、住まいとしてのクオリティに欠けるものが多いように思います。また、サービス付き高齢者向け住宅という日常の住生活の延長線上にあるような介護施設との中間的なビルディングタイプも出てきました。これらの設計には住宅設計の経験が十分に生かせるのではないかと思うのです。

さて、テアトル銀座で公開中のミヒャエル・ハネケ監督の「愛、アムール」を昨日視ました。この映画では、突然襲った病によって車いすの生活となってしまった妻アンヌと自宅介護する夫ジョルジュとの生活を描いています。しかし妻の病状は日に日に悪くなり、やがて寝たきりとなり、話すことも難しくなっていく。その現実に戸惑いながらも毎日同じように献身的に接する夫。ハネケ監督は、「老い」や「介護」というテーマを派手な物語に仕立て上げるのではなく、本当に日常のこととして丹念に描いています。排泄を手伝ったり、訪問介護で体を洗ってもらうシーンなど介護の現場では毎日ある風景。突然介護を受けることになってしまった妻の恥じらいや屈辱、毎日が介護の時間で過ぎて行く夫の肉体的精神的苦痛など、介護を受ける側、介護をする側の微妙な心内も2人の俳優の名演技によって描かれています。
最後は何ともつらい結末ですが、とにかく繊細ないい映画です。

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この映画を見て、改めて自分の父親と介護していた母親のことを思いました。現在は老人介護施設に入所して介護サービスを受けていますが、家にいた時は毎日よく世話をしていたなと思うと同時に、母も日常のこととして淡々と過ごしていたなと。また、父はどう思いながら世話を受けていたのだろうかと。

介護はする側も受ける側も大変ですが、お互いの苦労が少しでも緩和されるように、彼らが過ごす空間が生活の場として居心地良いものとなるように、設計者にはそれくらいしかできませんが、いつかそのような建築のお役に立てればと思っています。

できれば、自分が老いる前に(笑)

# by hiroshiyamasaki | 2013-04-01 21:53