カテゴリ:リノベーション( 5 )

2013年 10月 01日
Pastorale 104号室
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築20年程の賃貸マンションの一室をリノベーションしました。お住まいになるのはこのアパートメントのオーナーさんですが、今後の空き部屋改装のモデルケースとなるよう間取りを考えました。現況は典型的な2DKの間取り。それを対してT字型の間仕切りを中央に配置して大きさの異なるスペースを作り、順に回遊できるというシンプルな提案をしました。T字によって作られる2つの入隅部。そこにモノが集まり、外周部は動線となる。奥行き感のある空間の連続と入隅スペースの落ち着き感との対照性によって、今までとは違うスタイルの空間を作り出せたのではないかと思います。

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改装前
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by hiroshiyamasaki | 2013-10-01 00:03 | リノベーション
2010年 11月 20日
セントラルイーストトーキョー
僕は、市川の本八幡から総武線で秋葉原まで来て、そこから自転車で茅場町まで通勤します。通常は水天宮通りを走るのですが、時々脇道に逸れて、東神田や日本橋の付く町を散策します。今回は馬喰町周辺をご紹介。繊維問屋の多いこのエリアですが、ご存知の方も多いようにアートギャラリーが増えアートの街になりつつあります。その中心にあるギャラリーとショップのコンプレックスビルが「アガタ竹澤ビル」。隣が「フクモリ」というカフェ。さらに清洲橋通り沿いには僕がときどき利用する「カラーワークス」という塗料屋さんの「パレットビル」があります。すべてリノベーションビルです。清洲橋通りなんてのは、週末になると交通量も少なく、まるで歩行者天国のようです。(違いますから車道歩いてはいけません)
というわけで、セントラルイーストトーキョーは静かに熱い。皆さんも是非散策してみて下さい。

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アガタ竹澤ビル(左)と「フクモリ」
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きれいな階段
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屋上から/都市の更新現場
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パレットビル
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by hiroshiyamasaki | 2010-11-20 16:15 | リノベーション
2010年 11月 17日
Y Flat
年初に竣工したマンションリノベーション物件の撮影を先月行いました。竣工時にも撮影しているのですが、今度は生活を始められて10ヶ月後の様子を撮影させてもらいました。撮影は繁田諭氏。いつもお願いする写真家です。
HPに近日中にアップしますが、いち早くブログでご紹介。

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リビングの様子
お施主さん(独身)に相談を受けて提案した丸テーブル、椅子、カーテン全て白です。ここまで白の空間を作ったのは始めてかもしれません。ただしソファだけがピンク。これは、お施主さんの希望で設計段階から決まっていました。壁面の白塗装(Farrow&Ball)は、家具ショールームに白の塗装見本を何点か持っていって張り地見本と合わせながら決めたのです。

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壁に掛けられたタブローは、友人でアートコーディネーターの三ツ木紀英さんに提案してもらった片山雅史氏の作品です。テクチャーのある白と金色の画面は、見る角度や光の状況で表情が変わり、うっすら光るところがとても素敵です。この部屋にピッタリの作品です。

このマンションは築40年。お施主さんは20年前にこの部屋を中古で購入され、その時にも改装をされているので今回が2回目の改装。つまりこの部屋は3回内装が変わっているわけです。窓からは敷地内に立つ桜の木が正面に見えます。その桜の木だけは40年間毎年花をつけ、緑を提供してくれています。20年後、また会えるといいです。

竣工時の様子、その他写真は、ヤマサキアトリエのウェブサイトをご覧下さい。
http://www.atelier-yamasaki.com/project/index.html
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by hiroshiyamasaki | 2010-11-17 12:23 | リノベーション
2010年 10月 21日
東京復興小学校からみえてくるもの
僕の事務所が入っている FLAT4(シェア事務所)では、不定期ですがゲストの講師役を呼んで勉強会を開催しています。
先日10月16日(土)には、友人の建築史家川島智生氏(神戸女学院大学講師)に「復興小学校」について講演会を企画しました。川島さんは近代建築史とりわけ戦前の小学校、中学校などの文教施設研究の第一人者です。神戸在住の彼の話が聞けるとあって、急な企画にも関わらず、明石小学校保存関係者含む、設計者、研究者など20名以上の人が集まりました。

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復興小学校とは関東大震災後に各地にできた鉄筋コンクリート造による小学校のことです。戦前にできているわけですから築80年程になります。それが現役で活躍している。特に中央区は多く残っていることで有名です。

川島さんの話は、現存する復興小学校について、関西の同時代の小学校と比較しながら進められました。印象に残るのは小公園と隣接して建てられていることです。つまり災害時の避難場所にもなるようにつくられているわけです。だから当然、建物の耐震性も高い。それは現在の耐震基準と照らし合わせても何ら遜色がない。次にデザイン的には当時流行の表現主義的傾向が強く見られ、大阪よりも造形的なバリエーションに富んでいるそうです。確かにアーチ窓やカーブを描く壁面などたいへん印象的でなじみやすい感じがします。
とにかく、東京、大阪、京都、神戸の戦前につくられた小学校を大量に見せていただき、小学校の建築は地域にとってたいへん大事なものであったこと、今もそうであることを再認識しましたが、このような復興小学校は、わずかに現役で使われたり、別の用途として利用されている他は、ほとんどが解体されてしまいました。

そしてまた、解体が開始された小学校が1つ。それが中央区立明石小学校です。

この日は続いて、特別ゲストのタラオ・ヒイロ・アーキテクツの日色さんに明石小学校の保存活動について語っていただきました。新聞各紙、ニュースなどでも報道されていますが、結果としては多くの人の努力と熱意にも関わらず、中央区の計画通り解体という残念なものとなりましたが、彼らが発したメッセージは決して無駄になるわけではなく、今後の建築保存活動にも大きな影響を与えるだろうと思います。
(詳しくは、www.justmystage.com/home/akashihozon を参照下さい)

ここで建築保存という言葉を使いましたが、現役の建築を文化財だと言って博物館化したいわけではありません。耐震的にも問題のない使える建物をうまくリノベーションしながら長く使い続けましょうよというのはごく自然な発想だと思います。そしてこれはとてもクリエイティブな進み方なのです。しかし残念ながら日本では行政レベルでも市民レベルでもそのような考え方にコンセンサスがないのが現実です。ただ、建築の価値を見直す萌芽は至るところで見えてきている。僕の活動もそのような芽の1つになればいいと考えています。

ちょっと堅い話になりました。

最後に、お忙しい中、お集りになっていただきました皆様、ありがとうございました。
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by hiroshiyamasaki | 2010-10-21 11:46 | リノベーション
2010年 10月 08日
蕨の賃貸マンション(シーダーツイン302号室)
賃貸マンションの一室をスケルトンリフォームしました。蕨という場所を考えると大きな冒険はしにくい。ここでは、借手がつきやすく賃料が取りやすい2LDKという当初からの間取りは継続して、扉類をすべて引戸にするというようなコストの大きくかからない提案をしました。住戸の中で開け放しの扉は多いです。55㎡程の広さで2LDKだと通常、扉の数が目立ちますが、引戸であることと開いている時にもきれいに見えるように引戸の寸法を調整したことですっきりとした空間になっています。このように「小さなデザイン」だけでも空間は変わるということをマンションのオーナーさんや管理会社に示せたのではないかと思います。

ちなみにこの部屋のもう1つの特徴が玄関脇に設けた大きめの納戸です。自転車が趣味で置場に困っている人必見! 自転車3台入ります。詳しい物件情報は「ハウスメイト」ウェブサイトで検索下さい。

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洗面

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大きい納戸


現在、1階の部屋もリフォーム中です。
こちらは1LDK、アイランドキッチンです。
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by hiroshiyamasaki | 2010-10-08 20:20 | リノベーション