カテゴリ:街歩き( 3 )

2013年 01月 07日
芝の家
昨年、東京タワー近く港区芝に建設中のとある集合住宅(要するにマンションです)の現場監理などのお手伝いをしていました。ある時現場の付近を散策していると、戸建住宅の残る一角に「芝の家」という古い住宅を改装したコミュニティースペースを発見しました。係の青年に聞くところ芝地区総合支所と慶応大学が恊働で運営しているとのこと。
大きな建物や高層の建物が建ち並ぶ中に地域の人々のために開かれたこんなささやかな場があることに、ほっこりとした気分になりました。この付近には小さなお弁当屋さんなどもたくさんあり、オフィスで働く人々が昼休みに歩いています。こういうヒューマンスケールのまちが恐らく多くの人にとってもちょっとした癒しになるんだと思います。高価格の土地に残る、そうは見えないけど贅沢な場所として生き続けるといいなと思うのですが。。。


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芝の家
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by hiroshiyamasaki | 2013-01-07 16:40 | 街歩き
2010年 11月 19日
都市のエレメント ー 階段 その1
僕がカメラを持って町を彷徨する時、よく被写体にする対象がある。それは階段。何故に東京の町には外部階段が多いのか?
皆さんも面白い階段の風景を発見したら、写真を送って下さい。

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by hiroshiyamasaki | 2010-11-19 18:55 | 街歩き
2010年 11月 02日
消えゆく町
先日仕事で西新宿に行ったついでに、ブラタモリで紹介されていた都庁の裏手のエリア(十二社)をカメラを持って散歩しました。店の裏が池だったという蕎麦や、階段上になった路地など昔を偲ばせる場所を再確認しながら歩くと楽しい。しかしそれ以上に最新の高層オフィスビルやマンションとすぐ隣に建つ小さな家などとがつくる風景のコントラスト引きつけられてしまいました。
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この先に池があった?

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強烈なコントラスト


そして、そういう風景を写真に納めているうちに気がついたのです。ある一角(5000㎡くらいのエリア)の家々にはもう住む人がいなくなっていることを。用地買収がほぼ完了していて近い将来、オフィスかマンションに取って代わるのだと思いますが、その場所をウロウロして気がついたら何枚もの写真を撮っていました。別にノスタルジーを誘うようなものがあるわけでもないのですが、町が破壊され新しい建設が始まる前に記録しておいてあげようと思ったのです。誰も写真など撮っていないかもしれないから。
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住む人のいない町
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町会のお知らせが立っているが、近辺に住む人はいない。


建築の仕事は常に今ある風景の書き換え作業です。当然、より良くしようと思って設計したりするわけですが、それは書き換えられるものの犠牲を伴います。それが仮に醜く、刷新されるべきものであったとしても、そこには必ず人々の生きた時間があり、誰かの思い出もあるかもしれない。人々が織り重ねてきた場に新たな一書きを加えていくことの責任の重さ。でも同時にこの更新のダイナミズムこそが建築の面白さでもあったりするのだから、困ったものです。
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by hiroshiyamasaki | 2010-11-02 16:36 | 街歩き