2010年 11月 04日
鴨川七里
3日文化の日、千葉県鴨川市へ枝豆「鴨川七里」の収穫ツアーに参加しました。「鴨川七里」は安房鴨川に古くから伝わる在来種の大豆で、10月下旬から11月初旬に収穫する晩生の枝豆です。特徴は豊かな香り、その香りが「七里に広がる」と言われたのが名前の由来です。
爽やかな秋晴れの中、太い茎に少し苦戦しながらも、約2時間程汗を流して、こんなに持って帰っていいのですかというくらいの大量の枝豆を収穫。さらにこのツアーを協力していただいた鴨川市の佐々木商店さんから地元のお米「長狭米」2キロまでいただき、千葉県の食と食が作る豊かな風景を感じることができた有意義な一日となりました。
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枝豆畑
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おみやげの「長狭米」


このツアーを企画したNPO法人いちかわ地球市民会議「鴨ネギプロジェクト」の方々、ありがとうございました。
帰宅後早速、ビールと枝豆を楽しんだことは言うまでもありません。うまい!

# by hiroshiyamasaki | 2010-11-04 23:32
2010年 11月 02日
消えゆく町
先日仕事で西新宿に行ったついでに、ブラタモリで紹介されていた都庁の裏手のエリア(十二社)をカメラを持って散歩しました。店の裏が池だったという蕎麦や、階段上になった路地など昔を偲ばせる場所を再確認しながら歩くと楽しい。しかしそれ以上に最新の高層オフィスビルやマンションとすぐ隣に建つ小さな家などとがつくる風景のコントラスト引きつけられてしまいました。
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この先に池があった?

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強烈なコントラスト


そして、そういう風景を写真に納めているうちに気がついたのです。ある一角(5000㎡くらいのエリア)の家々にはもう住む人がいなくなっていることを。用地買収がほぼ完了していて近い将来、オフィスかマンションに取って代わるのだと思いますが、その場所をウロウロして気がついたら何枚もの写真を撮っていました。別にノスタルジーを誘うようなものがあるわけでもないのですが、町が破壊され新しい建設が始まる前に記録しておいてあげようと思ったのです。誰も写真など撮っていないかもしれないから。
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住む人のいない町
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町会のお知らせが立っているが、近辺に住む人はいない。


建築の仕事は常に今ある風景の書き換え作業です。当然、より良くしようと思って設計したりするわけですが、それは書き換えられるものの犠牲を伴います。それが仮に醜く、刷新されるべきものであったとしても、そこには必ず人々の生きた時間があり、誰かの思い出もあるかもしれない。人々が織り重ねてきた場に新たな一書きを加えていくことの責任の重さ。でも同時にこの更新のダイナミズムこそが建築の面白さでもあったりするのだから、困ったものです。

# by hiroshiyamasaki | 2010-11-02 16:36 | 街歩き
2010年 10月 27日
セルフビルドでオフィス作り その3
いよいよ最終章です。今日はサインのカティングシート貼り+引越後の様子を撮影してきました。
まずはサインを付けたエントランス部分の様子です。新たに塗っておいてもらったグレーの壁面によってオフィスらしい引き締まった印象を与えるようになりました。そこにあえて目立たない白の文字。ミニマリストです。
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続いて内部の様子。当初はブルーのロールスクリーンが掛かっていましたが、白いものに交換してもらいました。実はこれが一番高くついたかもしれません。
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本棚は以前のオフィスでお使いだったものにもう1台買い足して締結金物で相互に固定しました。このオフィスでは、手持ちの家具を最大限使う方向で全体をコーディネートしています。だから新規分のデスクもIKEAのテーブルトップをアレンジ。施工はセルフビルドだからローコスト。
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時々このようなセルフビルドの仕事をするのは本当に楽しいものです。体を使うとまた新たな発想が湧いてきますし、何と言っても作業の後のみんなで飲むビールがうまい。こういう機会を与えてくれた武設計さんに感謝です。

# by hiroshiyamasaki | 2010-10-27 19:22 | プロジェクト
2010年 10月 21日
東京復興小学校からみえてくるもの
僕の事務所が入っている FLAT4(シェア事務所)では、不定期ですがゲストの講師役を呼んで勉強会を開催しています。
先日10月16日(土)には、友人の建築史家川島智生氏(神戸女学院大学講師)に「復興小学校」について講演会を企画しました。川島さんは近代建築史とりわけ戦前の小学校、中学校などの文教施設研究の第一人者です。神戸在住の彼の話が聞けるとあって、急な企画にも関わらず、明石小学校保存関係者含む、設計者、研究者など20名以上の人が集まりました。

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復興小学校とは関東大震災後に各地にできた鉄筋コンクリート造による小学校のことです。戦前にできているわけですから築80年程になります。それが現役で活躍している。特に中央区は多く残っていることで有名です。

川島さんの話は、現存する復興小学校について、関西の同時代の小学校と比較しながら進められました。印象に残るのは小公園と隣接して建てられていることです。つまり災害時の避難場所にもなるようにつくられているわけです。だから当然、建物の耐震性も高い。それは現在の耐震基準と照らし合わせても何ら遜色がない。次にデザイン的には当時流行の表現主義的傾向が強く見られ、大阪よりも造形的なバリエーションに富んでいるそうです。確かにアーチ窓やカーブを描く壁面などたいへん印象的でなじみやすい感じがします。
とにかく、東京、大阪、京都、神戸の戦前につくられた小学校を大量に見せていただき、小学校の建築は地域にとってたいへん大事なものであったこと、今もそうであることを再認識しましたが、このような復興小学校は、わずかに現役で使われたり、別の用途として利用されている他は、ほとんどが解体されてしまいました。

そしてまた、解体が開始された小学校が1つ。それが中央区立明石小学校です。

この日は続いて、特別ゲストのタラオ・ヒイロ・アーキテクツの日色さんに明石小学校の保存活動について語っていただきました。新聞各紙、ニュースなどでも報道されていますが、結果としては多くの人の努力と熱意にも関わらず、中央区の計画通り解体という残念なものとなりましたが、彼らが発したメッセージは決して無駄になるわけではなく、今後の建築保存活動にも大きな影響を与えるだろうと思います。
(詳しくは、www.justmystage.com/home/akashihozon を参照下さい)

ここで建築保存という言葉を使いましたが、現役の建築を文化財だと言って博物館化したいわけではありません。耐震的にも問題のない使える建物をうまくリノベーションしながら長く使い続けましょうよというのはごく自然な発想だと思います。そしてこれはとてもクリエイティブな進み方なのです。しかし残念ながら日本では行政レベルでも市民レベルでもそのような考え方にコンセンサスがないのが現実です。ただ、建築の価値を見直す萌芽は至るところで見えてきている。僕の活動もそのような芽の1つになればいいと考えています。

ちょっと堅い話になりました。

最後に、お忙しい中、お集りになっていただきました皆様、ありがとうございました。

# by hiroshiyamasaki | 2010-10-21 11:46 | リノベーション
2010年 10月 13日
セルフビルドでオフィス作り その2
友人事務所のオフィス作り2日目の様子。
この日は壁塗装の2回目と棚付きデスクの制作。
新木場の「もくもく」さんに頼んでカットしてもらった、シナランバーコア合板を組み立てます。

まずは、完成形のイメージを伝えて、組み立て開始。(右私)
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施主さんのご主人。真剣です。
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施主さんのご友人夫妻。ムラだらけだった壁もきれいに仕上げていきます。
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安いIKEAのテーブルトップと組み合わせて、
なんということでしょう。パーティション付きの長い机となりました。
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# by hiroshiyamasaki | 2010-10-13 17:43 | プロジェクト